2024年の4月から約40日間、2回目の世界一周一人旅を行いました。 その第5国目のスペイン・グラナダでの情報を共有させて頂きます。
①日程:4/29~5/1②主な滞在地:グラナダ③フライト情報 往路 ・4/29 MAD(12:00)→GRX(13:15)@IBE 次路: ・5/1 GRX(10:00)→MAD(11:10)@IBE ・ MAD(12:30)→BCN(13:45)@IBE
13世紀に建造された、イスラーム王朝ナスル朝の王宮であった建造物で、建物の壁や天井は美しいアラベスク模様のタイルでかざられているのが特徴。 またアルハンブラ宮殿は単なる宮殿ではなく、東西720m、南北220mの区域に宮殿、君臣や官僚の住居、モスクや店舗、マドラサ、公共浴場などが含まれており、いくつもの泉を配した中庭が作られています。
このアルハンブラ宮殿を観光するに最重要なポイントは、ナスル朝宮殿の入場時間が厳しく決められていることで、時間に遅れるとチケットを持っていても入場できないことです。 その為、約30分前にはナスル朝宮殿の入口の列に並びましょう!(私の前で並んでいたカップルは、どうも時間に遅れた様で、交渉していましたが入場させて貰えない感じで、先に私が入場したので、その後入場できたかは不明です。) それと私が訪れた4/30(2024年)の時点では、そのナスル朝宮殿内の順路が明示されており、その順路に沿って進むとへネラリフェ庭園の方に出てきましたので、以下のルートがお勧めです。(私は、この逆で周った為、かなり行ったり来たりして無駄な時間を消費しました。)
カルロス5世宮殿→ナルス朝宮殿→へネラリフェ庭園→へネラリフェ
15世紀末にキリスト教の連合王国がグラナダを奪還した後、16世紀にキリスト教徒によって建築された宮殿。キリスト教国スペイン国王であるカルロス1世(神聖ローマ皇帝カール5世)が、帝国支配の中心地をアルハンブラにしようと考え、イスラム建築の建物をいくつか取り壊し、そこに建築を進めた宮殿ですが、国王の存命中に完成することはなく、実際に居住することは叶いませんでした。現在も未完成のまま残されている宮殿ですが、スペインにあるイタリア様式建築の最高傑作と言われています。
アルハンブラ宮殿のマップ内に追記した赤線が、ナスル朝宮殿へ入場する際にできる行列です。 そして、順路に沿ってナスル朝宮殿を見学すると⑦の庭園の位置に出てきます。 一方、⑩がカルロス5世宮殿になります。その為、カルロス5世宮殿がナスル朝宮殿より、先に見学しないと再度戻って来ることになります。 更にナスル朝宮殿への入場時間が厳格なので、その時間調整も兼ねて、先にカルロス5世宮殿を見学することをお勧めする訳です。
ナスル朝(1232〜1492年)の時代に拡張されたこの宮殿は、アルハンブラ宮殿の中心であり、王の居城であり、政治の中心でもあった。そしてこのナスル宮殿は以下の3つの宮殿からなります: ・メスアール宮: ナスル宮殿の中で最も古い部分で、王宮に来訪した者の控え室や閣議が行われた場所とされています。 ・コマレス宮 : 14世紀にユースフ1世によって造られ、政治の中心となる場所で、王の偉大さを演出するためにさまざまな工夫がされています。 ・ライオン宮 : ムハンマド5世によって建てられ、王族たちのプライベート空間として使用されました。イスラム文化の精粋ともいえる細やかな装飾が息をのむ美しさです。
・メスアール宮
・コレマス宮
・ライオン宮
建造物のディテールが最高でした! 更にルートに沿って出てきた後も、絶景が待っていました。
1319年に王族の夏の邸宅として造営されました。水の宮殿と称される離宮には、ネバダ山脈の雪解け水が引かれ、各庭園には、土地の高低差を利用して造られた池や水路、泉水が数多くあります。砂漠からやってきたイスラムの民にとって、水は憧れであり、生命の象徴でした。 そのため、イスラム王は、最高の贅沢として、水にこだわった庭園を造ったといわれています。
庭園内もさることながら、庭園から眺めるアルハンブラ宮殿も中々のモノです!
ムハンマド3世(1302年-1309年)の時代に建設されたイスラーム建築で、ナスル朝時代の夏の別荘。 へネラリフェ庭園は、その中の一部とされる。
何と言っても高台にあることから、見下ろす景色は、正に絶景! 更にヘネラリフェ庭園内の噴水も見下ろすことができた。
この時実際は、ヘネラリフェの高台の別荘側にいて、そこから見下ろしたヘネラリフェ庭園に魅了されたので、ショートパスできる通路から入ろうとしたのだが、一方通行で降りることはできず、結局大きく迂回して庭園に行くことになったので、ヘネラリフェ庭園→ヘネラリフェと周ることをお勧めします!
この展望台は、アルハンブラ宮殿を見渡せる最高の展望台です。
展望台へのアクセス方法としては、ヌエバ広場から徒歩で坂を上るのが一般的だと思いますが、かなりの急勾配なので、気合を入れて上る必要がありますよ! Google mapでは10分と表示されますが、30分程度掛かったかと思います。 下りは、10分程度で降りられるとは思いますが。
Google Map評価5.0満点評価のサンドイッチ屋さんです。
私は、”ROASTIE”と言うローストビーフにトマトや野菜がトッピングされたサンドをオーダーしました。 写真では分かりませんが、パンの内側にオニオンソース(玉ねぎを甘辛く煮詰めた様なソース)が塗られていて、それが全体の味を高めていて、とても美味しかったです。
店内に飲食スペースはありますが、それ程広く無い上に、人気店らしく、お客さんは比較的多いので、テイクアウトもお勧めです!
こちらは、お勧めと言うよりは、”注意”としてシェアします。グラナダ市街の宿泊ホテルからグラナダ空港まで配車アプリを使った移動に関する内容です。 ここグラナダでは、Uber以外にFreeNowの配車アプリも使用できます。 そして両車で運賃を比較しました。Uber32€に対しFreeNow29.2€。FreeNowの方が安かったのでFreeNowを予約しましたが、その見積もりには、Minの表記があり、このMinの表記があると、実際乗車してみて追加が発生する可能性があるという意味の様です。 実際発生した追加料金は8.57€。 合計で37.77€となり、Uberより5€以上高額になってしまいました。
ので! UberとFreeNowの両方が使える場合は、この様なMin表記の無いUberがお勧めです。
空港シャトルバス乗場(グラナダ大聖堂前)やヌエバ広場まで徒歩約5分前後と、とてもアクセス良好。 更に車の往来の多い道路から離れて奥まった所にある為、かなり静かで立地に恵まれた4★ホテルです。
部屋は、大きめの1ベットルームで、それ程広く無かったですが、一人旅では充分な広さ。 更にバスタブ付が疲れを取ってくれました。
スペインでは、やはり生ハムですね! それと生野菜が良かったです。 2日目は、出発時間(7:30)が早かったことに対し、レストラン会場が時間(7:00)になってもオープンしなかった為、食事にあり付けませんでした。 海外あるある!で、日本の様に時間厳守は無理なのでしょう!
因みに宿泊料は、2泊(朝食有)で、32,812円でした。 グラナダのほぼ中心街で、円安を考慮するとかなり格安だと思います。 また、マドリードやバルセロナよりも、物価自体が安いと思いました。
グラナダ空港は、アルハンブラ宮殿へのアクセス拠点となる市街から約20km離れているのに加え、唯一の公共交通機関であるバスも、本数が少な過ぎると言う難点がある。 空港→市街に於いては、バスは到着便の時間に合わせて待っている為、本数が少ない影響は殆ど無いが、市街→空港に関しては、本数の少なさはインパクトが大きい。 私の場合、当日雨に見舞われたため、雨具も持っていなかったことから、タクシー(FreeNow)を利用。
※因みに公共バスは3€。タクシー(FreeNow)は37.77€。 10倍以上値段が異なる!
空港には、ラウンジどころかレストランすらない。 更に売店で売っているモノも、大したモノは無くスナック菓子程度。
以上のことから、グラナダに来る際は、飛行機を利用。 グラナダから出る際は、鉄道(駅は大聖堂から1.5km程度)を利用する様なルートの方が良いのではと思いました。 もしルートを検討されるのに参考になれば嬉しいです。