2023年の4月で定年を迎える為、2022年の暮れ12月頃から1月末の約2カ月を掛けて、世界一周を計画しました。 旅程のポイントとなるルートの決定に加え、航空券の発券及びホテルの予約までを紹介します。
行先候補としては、①死ぬまでに、一度は行ってみたいところ。②これまで、行っていないところ。③滅多に行けないところ。という観点でピックアップ。
(1)世界三大瀑布:ナイアガラ滝は行ったので、残りの”ビクトリア滝”と”イグアス滝”
(2)マチュピチュとウユニ塩湖
(3)エジプトのピラミッド
(4)インドのタージ・マハル
(5)メキシコのリゾート地・カンクン(セノーテダイビング)
そして、スターアライアンスのマイル特典を利用したく、以下のサイトでルートを検索。
https://roundtheworld.staralliance.com/staralliance/JA/round-the-world
一応、ルートとしては、成り立つ様です。但し、旅行日よりもかなり早いタイミングの為、12月以降は選択できませんでしたので、4月頃に予約できればと思います。
4月になりましたので、具体的に旅程を組みます。 先ず最初に世界一周周遊券でフライトが可能な主要都市を選択します。 その後、日程に落とし込み、全体の計画に無理が無いかを確認し、日程を含めフライト自体が可能かをシミュレーションします。
その際、周遊券では周れないところは、別途手配することになりますが、その時の料金も重要ですので、skysccaner等で凡そのコストを見積もっておきます。 この時、ブラジルの国内線(サンパウロ↔イグアス)が結構高額なのが気になっていました。
気になっていたことが的中です。 コロンビアからブラジルへのフライトが既に満席で予約できませんでした。 今回利用したので、マイルを使った特典旅券でしたので、その枠が限られていた様です。 そこで思い付いたのが、イグアスの滝はブラジルだけでなくアルゼンチンからもアクセス可能なので、アルゼンチンルートを検討。
想定通り、アルゼンチンルートは、予約可能。更にブエノスアイレス↔イグアスの滝の国内線は、かなり安価でした。
最終的に決まったルートをご確認下さい。 世界一周周遊券には、全フライトを16フライト以下に納めるルールがあった為、南米はボゴタ(コロンビア)を起点にペルーやボリビアに実費で周る必要が発生したことと、日本からの直行便もあり、何時でも訪れることが可能なインドをルートから外したことにより、エジプトを充実させ、ドバイを追加しました。
予定では、上記Last Planを実行している筈でしたが、旅行途中で実行プランは後半大幅修正。 理由は、私が黄熱病の予防接種を受けていなかった為に、アルゼンチンからエジプトへの入国許可が得られず、旅程を大幅修正する必要が発生。 その為、黄熱病リスク国で無いドバイ(アラブ首長国)へ直行することになりました。 通常は、特典旅行券の場合は、ルート変更には応じないとのことですが、理由が理由だけにANAの方が対応してくれました。
当時は、UAE→日本へのフライトが余り無かったことから、ドバイで10日間滞在することになっていましたが、ドバイは結構物価が高いのに加え、飽きてしまうため、トルコに行こうかと考えましたが、冬場のトルコは天候も悪く、余り良くなさそうでしたので、再度エジプトへの入国を検討した結果、ドバイからなら入国できそうだった為、カイロとルクソールへ行くことにしました。 欲を言うなら、ジンバブエもと、言いたいところでしたが、再度 帰国日を変更するお願いをする勇気はなく。今回は、ジンバブエは諦めることにしました。この様なトラブルも、また面白いとこですね。
先ずは、目標(必要マイル数)と現状(所有マイル)とのギャップを把握する必要があります。 このギャップにより、施策が異なる為です。
スターアライアンス周遊券のマイルは、33,717mileでした。このマイルをビジネスクラスで行くには、200,000mile必要であることがわかりました。
当時、私の保有マイルは、181,262mileでしたので、約19,000mile不足していました。 これでは、沖縄を10往復程度する必要がありましたので、ANAカードの入会キャンペーン等を活用することにしました。 具体的には、ANAマイレージ登録している次男が昨年4月に就職し、社会人となっていましたので、彼にANAのクレジット会員になって貰い、キャンペーンで頂いたマイルを私に移行させるという方法です。
キャンペーンの内容は、マイル特典として、入会時に1,000point、入会後3カ月以内に、カード利用30万円で20,000point貰えるものでした。 丁度、約3カ月で不足分が賄えることになります。(マイル移行:point=mile)
実績では、少し使い過ぎた様で、1/15~3/19の約2カ月で29080pointに到達し、その後マイル移行手続きにより3/31で合算200,000mileオーバーを達成。
しかし人間というモノは、欲が絶えない様で、ここで発券するか? それとも、あと3,100mile程度追加して220,000mileまで増やして、旅程距離を伸ばすかを迷ったあげく、伸ばすことにしました。 と言うのも、GWに沖縄旅行を予定していましたので、計算上220,000mileオーバーは確実視していたからです。
ホテルに関しては、旅程が決定次第、キャンセル無料のホテルを可能な限り早く予約するのがポイントです。 特に当時は、未だコロナも完全に開けていなかったことから、かなり確約で予約できました。 帰国後の紹介となりますので、感想等も入れておきます。
①メキシコシティ
こちらのホテルの特徴は、メキシコシティ空港のターミナル1からホテルまで、通路1つで直結されているところで、ホテルと空港の行き来が非常に便利だと思いました。 何故なら、空港内での携帯SIM購入とメキシコペソへの両替を考えており、スーツケースを持った状態で動き回りたくないことから、直ぐにホテルに荷物を置いて、再度空港へ戻りたかったからです。 因みにメキシコでの携帯SIMとしては、Telcelが良いみたいですね。
旅程では、メキシコシティで1泊後、カンクン・プラヤデルカルメンへ行き、後半メキシコシティ観光を計画していますので、後半のホテルには、Hilton Mexico City Reforma を予約しました。 後半にメキシコシティ観光を入れたのは、この後のクスコやウユニに備えて、高山病対策で徐々に標高に慣れて行く為です。
こちらのホテルは、歴史地区にも徒歩圏内でホテル近辺にはタコスレストランが散在している点でチョイス。 このホテルをベースに歴史地区の散策と世界遺産である”テオティワカン遺跡”を訪れる予定。
②カンクン
共に5★のカンクンでは有名なオールインクルーシブホテル。 Grand Fiesta Americanaは、併設されているプライベートビーチにてマリンジェットのレンタルが可能なことと、イスラムへーレスへのフェリー発着ポートやお土産等を購入するマーケットが隣接している立地条件から選定。 Hyatt Zilaraは、アダルトオンリーで、YouTbubeでも有名な鉄板焼きコーナーがあることから選定。 両方のホテルを比較することにしました。
③プラヤデル・カルメン
ここも5★のオールインクルーシブホテルで、部屋から半プライベートプールにアクセスできる部屋を4連泊で予約。 ハイシーズンの年末に予約を取れるのは、正にこのタイミングを逃すと厳しいく、このブログを書いている今現在(W2)では、プールアクセス可能な部屋は、予約でクローズされていた。
またプラヤデルカルメンの目的は、ダイビングで、セノーテとコスメル島の2か所。 日本人が経営する”IGUANA DIVERS”で予約。
更に、4泊もするので、オプショナルツアーとして、世界遺産の”チチェン・イッツァ”&”セノーテ・イキル”も計画。 当初は、カンクンのホテルゾーンからの参加を考えていたが、プラヤデル・カルメンからのツアーもあり、位置的に近いことと、ツアー代も安価なため、こちらから予約をしようかと思います。
④リマ
ボゴタからのフライト到着時間が17:25と遅い為、その後の入国審査、ソル両替、SIMカード購入等を考えると19時近くなる可能性が頭を過ったことから、空港に直結し2Fフロアーが連結された、このホテルを選定。
当初、翌朝早々に旧市街を散策し、クスコに向かうことを考えていましたが、11:50発で予約したので、ホテルでゆっくり寛ぐことにしました。 リマの探索は、クスコから戻りウユニに出発するまでのトランジェットに時間がたっぷりありますので、そちらを活用することにします。
⑤クスコ
ここは、4★のホテルで、アルマス広場に比較的近い位置にあります。 本当は、標高の低いマチュピチュにダイレクトに行きたかったのですが、ペルーレイルに持ち込める荷物に制限がある為、初日1泊とマチュピチュ村での3泊を空けて、再度このホテルで3泊することにして、大きなスーツケースを預けて行こうと企みました。
またこのホテルの特徴は、太陽神殿に隣接しアルマス広場まで、徒歩約10分程度と好立地で且つ部屋にスパバスが備わっています。
⑥マチュピチュ村
ここは、マチュピチュ村では、レベル高く4★ホテルの様です。 また、スパバスが付くのと、朝食の内容が少しグレード高い様に感じ、このホテルを選定。 また、雨期に当たる為、3泊滞在して比較的天気の良い日にマチュピチュにアクセスしようと考えました。 霧が掛かって何も見えない状況でマチュピチュに行っても、意味がないと思います。
⑦ウユニ
このホテルは、一応4★のホテルの様です。
【注意】このホテルは、空港への無料送迎を行っているとの情報(Booking.comに掲載)から選択しましたが、タクシーを手配してくれるだけで、無料送迎はありませんでした。 また向かいに、カラオケバーがあり、朝方まで大ボリュームの歌声が聞こえてきますので、夜は眠れません。 ので、私はお勧めしません。
因みに、有名な”Hodaka Mountain Expedition”は、ホテルからは、徒歩5分程度の距離でした。
⑧ボゴタ
今回の世界一周旅行での南米での拠点としたことと、ボゴタ→リマ→クスコ→リマ→ウユニ→ラパス→ボゴタの各フライトが自腹となった為、エコノミーで発券。スーツケース1ケ追加で、約5000~10000円の追加が必要な為、このボゴタでスーツケースを預かってくれるホテルを探したところ、唯一このホテルが承諾して頂けました。12/21~1/5の約2週間を無料で! 治安も良く街が綺麗なエリアで、ホテル近くに幾つもの飲食店があり、更にホテル↔空港間の無料送迎あり。 至れり尽くせりで、是非お勧めのホテルです。
⑨ブエノスアイレス
このホテルは、5★ホテルで、観光スポットまでも徒歩圏、且つ比較的治安の良いところにある様です。
エセイサ国際空港からは、車3で30分強掛かりますが、エセイサ空港近くには、ホテルエリアは殆ど無く、翌日のイグアス滝へのフライトは、ホルヘ・ニューベリー空港からになるので、このエリアのホテルがお勧めです。
⑩イグアス滝
このホテルは、5★ホテルで、フォスド・イグアスとの国境に近い位置にあります。 また始発となるバス停も、ホテルから徒歩約10minですので、結構良い立地条件となります。
国境近くにありますので、当然イグアス滝のブラジル側にもアクセス容易です。
⑪カイロ
このホテルは、5★ホテルで、空港からは40km程度離れていますが、ギザの大スフィンクスまでは、約2km弱と非常に近いです。 当初は、部屋からピラミッドが見えるピラミッドビューの部屋を3泊予約していましたが、急遽エジプトへの入国可否の問題が発生した為、一旦キャンセルし、空いていた部屋を1泊で取り直ししました。 結論から言って、1泊で充分でした。
このホテルは、5★ホテルで、空港からの無料送迎もあり、エジプトでは良い方だと思います。 私は、ドバイからの移動日とドバイへ戻る際の前泊として利用。 但し、フロントスタッフの人数が少ない様で、込み合っているとチェックインに30分以上、待たされることがあります。 また空港からホテルまでの無料送迎は良いですが、ホテルから空港への送迎時には、順番を守らない客が殆どで、ほぼ利用出来ないと思った方が良いことと、セキュリティの関係か? Uber等は敷地内に入れず、逆にこちらが一旦、敷地外へ出てしまうと中に入れない等、融通が利かない点もあり、余りお勧め出来るホテルではありません。
⑫ルクソール
このホテルは、5★のホテルです。 ナイル川に程近く、且つ ルクソール神殿までも隣接して位置し、ルクソール駅からも、徒歩10min程度と好立地にあります。 但し、路には、至る所に馬の糞が落ちている為、スーツケース等を転がしての移動等は考えない方が良いので、タクシー等を利用することをお勧めしますが、現地タクシーはボッタ繰られますので、ホテル予約時に送迎タクシーを一緒に予約することをお勧めします。
本来は、アブ・シンベルやアスワンも計画していましたが、入国可否トラブルで、今回は見送った次第です。 エジプトは一度は行くべき観光地だと思いますが、二度と行きたくないところでもあります。
⑬ドバイ
このホテルは5★ホテルで、空港からは非常に近い距離にあります。 また30分置きに無料の送迎バスもあります。 ここでは、ドバイ入国の際に利用させて頂きました。 因みにホテル近くのコンビニにビールは無いかと尋ねたら? ハーっていう感じでした。 ドバイはイスラム教国ですので、一部の許可を受けたお店でしか販売できなかったのですね。
このホテルは5★ホテルで、Palmと呼ばれる手のひら状の島に位置したホテルです。 エジプト行きを諦めて、最後にと奮発したホテルですので、結構高額でした(苦笑)。
このホテルは3★ホテルですが、空港無料送迎がある他、メトロ駅も徒歩圏で近くにスーパーやレストランと言った、好立地にあります。 何と言っても、無料で5日程度、スーツケースを預かって貰えました。 私のお勧めホテルの1つです。